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2008年10月

お坊さまのお告げ ~ I must go KYOTO

 ~これは心弱い新入職員が、天下の大先生にお会いする、奇跡の記録である~

 神職かつお坊さまの先生に、こさっぺは観てもらった。
 今度会社のカウンセラーとして招かれた、ご高名な先生である。

 こさっぺは最近元気がなかったのである。
 体力がもたず体調崩れたままで、行きたかった行事にはことごとく行けず、風邪などもひきまくりで、元がネガなため精神もまいってくるし、もうだめぽ。。(:▽;) となっていた。

 そんな矢先に、救世主は現われたのである。
 カウンセラーのササヤ先生。
 彼は会社の運動会で、相談係のトップとして、開会式にみんなの前で紹介されていた。
 風邪をおして出場していた私は、リレー出場の列に並んで座りながら、「これだ」と思った。
 出会った瞬間こう思った人というのは、ハズれなくご縁があるのだ。

 こさっぺはさっそく次の日、oh人事にTELして、「病んでるんですけどどうしたら観てもらえますか」と調べてもらった。
 すると、今度正式に会社にお迎えする際に、挨拶の席で人事のT理事からお願いしてもらえることになった。
 ホッとして仕事をしていると、再び人事の指導役さんから電話が。
「料金あるんだけど知ってる?」
「いえ」
「1時間1万円なんよ」

 なんと、相談事というのは慈善事業ではないのか。世の中そこまでせちがらくなっていたのかあぁぁ……。
 あまりのことに、電話口に大声で聞き返してしまって、近くにいた上司のアニキ主任やOかちょも、どうしたん、と振り返った。
 いやしかし、1か月1万円生活に挑戦する人もいるというのに、これは高い、高すぎるぞ。
 こさっぺは縮こまるようにお断りして、静かに受話器を置いた。
 そして仕事の日常に戻った。
 が。
 ここで引き返してしまっていいものだろうか。あの時の直観は何だったのだ。これはするべきして起こっていることではないのか!?
 こさっぺはもう一度受話器を取った。
「あの~。30分で、半額の5000円でいけませんか?」
 そういうことになった。

 数日して、また人事の指導役さんから電話があった。
 理事から先生にお頼みする際に、どんな事柄で相談するのが、大まかな内容を教えておいて欲しいというのだ。こさっぺは電話をもらってすぐ、すぐ上の7階の、人事部のフロアに行った。
 指導役さんは、先生に伝えるだけの、どんな方向性の話なのかだけ教えてほしいと言ったけど、自身でも話を聞いてくれるつもりだったのだろう。フロアの隅っこにある、小さな応接室に通された。
 話しているうちにガン泣きして(←ヤバい)心情を訴えたあと、優しい指導役さんのお陰で、そういうことで理事からハンガク(5000円)のお願いをしてもらえることになった。

 さらに数日後、何だか私も理事と一緒に行くことになった。
 場所はおなじみT国ホテル。
「明日の3時、理事と一緒に出発だから」
 と言われ、ハイッ! と姿勢を正した。すると、
「で、お金なんだけどね。理事長さんが、会社から出してくれるって」
「え」
 タダ……。
 何と、1万円の出費も身を切る思いで覚悟していたのが、まさかのフリーパス!
 しかも 理 事 長 さんのおはからいで!!
 理事長とは、企業のトップで、誰からも恐れ敬われる、皇帝のようにエラい御方なのである!!
 エライことになってきたぁぁ! と言いつつも心は有頂天。
 上司から所属長、Gム部の理事までお伺いをたてて、
「明日新しいカウンセラーの先生に(タダで)観てもらうため、T国ホテルに行ってきます」
 ということになった。

 当日、理事と一緒に車で行くハズが、急遽こちらは後から行くことになった。こさっぺはお金がないので(タクシーなど乗らず)、駅からてくてく歩いてT国ホテルに向かっていた。
 時間前には余裕を持って着いて、約束通り理事のケータイに電話し、中央のロビーから、12階のホテルの部屋に上がろうとすると……
 受付の前に、ハタ、と。
 椅子に深々と腰かけた、理事長さんがいるではないか!!
 天上の世界の御方が、こんなとこに!
 こさっぺは急いで近づき、何度もお礼をして、感謝の言葉を延べまくった。
 両脇を知人らしい奥方や娘さんに囲まれていた理事長は、ああ、あんたか、と今回の相談者の正体がわかったらしく、こいこいと手招きをした。
 奥様っぽいマダームも、歓迎の声を上げて私を呼んだ。
 こさっぺは、どどどうしようと戸惑いながらも、「座りいや」という理事長の言葉に、奥方が理事長側のイスに座ってさあさあと進めるので、ここは飛び込まねばと、恐れ多くも奥方の譲ってくれたイスに座った。
 理事がケータイで「5分後に部屋まで上がってきて」と言った時間まで、あと少しある。こさっぺは理事長とマダームな奥方と、身の上話などを始めた。
 やれ兄弟はいるのかとか、出身高校はどこだとか、所属はどこだとか何の仕事をしてるんだとか。
 行事でナレーションやチアもやっているだろうと言われて、はいと言うと、「そんな快活やのに何で悩むんや、男か」と笑う理事長。
 いやー、明るく見られるんですけどそのウラではネクラで。。と言うと奥方が、「わかる、無理して明るく見せてしまうことってあるわよねぇ~」と非常に共感した相槌を打ってくれる。
 最後、実はその部屋は16階だと訂正までしてくれて、奥方などは上に行くエレベーターまで案内してくれた。
 みんなが恐れて陰で恐怖像のように言う理事長とその奥さんも、気のいい大阪のおっちゃんと、あったかいおばちゃんといった感じだった。

 そして理事とカウンセラーの先生がいる部屋へ向かう。
 ピンポーン♪ とふつうの音が鳴るインターホンを押すと、理事とササヤ先生が、一緒になって出てきた。とりあえず部屋の中に入れてもらって挨拶したものの、理事はまだ話し足りないようで、ちょっと話してから紹介され、あとは2人残されて、理事は会社に帰って行った。

 さて。カウンセリングは始まった。
 まず名前や生年月日を書き出して、出身地や家族構成などを聞かれるところから始まった。先生はさすが、慣れていらっしゃる感じで、よどみなく話し進められていく。
 するりと、こさっぺが朝体が重く、なかなか起きづらいこと、低血圧なことを当てられた。
 こさっぺが芸術系の大学に行き、今の仕事でも志していることを言うと、「それはあなたにとってとても大事なことですね」と、確信をもって言われた。
 その通りである。こさっぺはその業と仕事の業、プライベートな業との折り合いに悩んでいたのだ。
 でも、どれを取ってどれを捨てるとかじゃなく、こさっぺには「全部必要」らしい。
 が、それには元気が足りないみたい。この心身共に病みがちなのも、重要な問題なのだ。
 こさっぺは大きなもの(?)を持っているから、人より社会で生きにくく、疲れやすいのだと言う。
 で、その元気を得るには、お寺や神社に行くといいらしい。確かに寺社仏閣は好きだけども、こさっぺの場合、自分のご縁に繋がる神様は、京都の東寺と、伏見稲荷がいいらしい。そういう、霊験のある神様の元に行くのが、元気の源だと言うのだ。
 だまされたつもりで行ってごらん、と言うので、行ってみることにする。
 京都はこないだ行けなかったところで、何を隠そう、ちょうどガイドブックも買ってあるのだ。
 先生はジャンジャンと数珠を鳴らし、お経までよんでくれた。

 そしてこさっぺは最後に、思い切って「私作家になりたいんですけど」と言ってみた。
 会社の職員なのにそんなことを、と怒られるかと思ったら、それは、「しなきゃいけないこと」らしい。元気さえあれば仕事も、芸術活動も、個人としての生活もがんばれるよ、と。
 その前にまず自分を確立しなきゃならん。そうしたら自然にすべてができてくるらしい。
 その自分さがしが難しいんだけどなぁ。まあ、自分を大切にしようってことだな。

 ササヤ先生は最後に手作りのお守りを送ったげるよと約束して、部屋からこさっぺを見送ってくれた。30分とちょっとの、対談だった。

 次の日、こさっぺは会社の風習にならって、3階の理事長室の前に並んだ。
 理事長に何かほどこしを頂いたあとは、こうやって部屋の前に立って待ち(まあ出待ちってやつだ)、理事長が来たと同時にすさまじい勢いで挨拶し、お礼の言葉を申し出なければならない。なぜなら理事長は歩くのがめちゃくちゃ速く、大声でまくしたてるように挨拶しないと全部言いきれないのだ。
 30分ほど待って、昨日お世話になった人事のT理事や、秘書課のおじさまT室長、他各所属の理事や長たちが、階段からぞろぞろとやって来て、理事長を待ち構えた。
 そして、階段をのぼって理事長が登場。
 みんなが一斉に深々とお辞儀し挨拶を延べる中、こさっぺは1歩進み出た。
「おはようございますっ。さくじつはありがとうございました」
 理事長は目をとめ、じっと見つめてから、
「ああ、(今までキミの存在を)知らんかったわ」
 すたすたと歩いて行く。お偉方たちも一斉に動く。こさっぺはおコトバを頂戴した上(普通はただ目もくれず早足で通り過ぎて行くのだ)、追いかけるのに必死になって、言うべき言葉がうまく出てこない。
「あの……おかげさまで、元気をいただけました。ありがとうございました」
 すると理事長は何か言いたげに、扉の前で足をとめて振り返った。
「あの~、昨日、あのあと先生と食事してな、『あの子、エエ子やし、大丈夫そうや』て言うとったわ」
 エエッ!
 ササヤ先生は理事長に~、何て印象のいいことを言ってくれたんだぁ~shine
 そうそう、こさっぺは善良な小市民なのだ。そうか、大丈夫なのか。
「あぁ、ホンマですか、ありがとうございますっ、頑張ります!」
 深々とお礼をする。理事長は納得したようで、何か(よう聞こえんかった)言い置いて理事長室に入って行った。
 人事のT理事も通り際にオッケ! サインを出して、こさっぺはめでたく、Gム部のフロアに戻って行った。

 まことにありがたい出来事であった。
 何だか、色んな人の優しさが身にしみた。
 カウンセラーとして話を聞いて、元気になるアドバイスをくれたササヤ先生も、
 それに引き合わせてくれた、人事の理事や、事前に事情を聞いてくれた相談役さんも、
 かかりつけの病院で、開業医のやさしい先生が、点滴で元気づけてくれたのも、
 旅行に行くはずだった仲間で、企画者の子が、心配して気遣ったメールをくれたのも、
 心配してお昼に一緒に誘ってくれた、別フロアの電話交換士さんと元秘書のお姉さんも、激弱なこさっぺに本当にやさしくしてくれたし、
 理事長一家も(あとであれはファミリーであったと知った)すごくなごやかに助けてくれたし、
 同フロアの上司たちも心配してくれた。

 何だか、病んでいると、いろんな人が心配もしてくれて、みんな本当に優しくて、ここまでしてくれることがうれしくて、癒された気がする。
 みんなヤサ(T-T)シイ。人のおかげで生かされてるんだなぁ。
 何てみんなやさしくて、いい人なんだろう。ありがとう、みんな大好きよheart01

 とまあ、「自分のことを小説風に書いてみなさい」とササヤ先生が言ったので、さっそくここで実践してみたんだけどね。
 やっぱり、こさっぺは前から『企業の相談役のカウンセラー』というものに非常に興味があった。自分も職業としてちょっとなりたいと思っていたし、できるものなら、お会いしてみたいと思っていたのだ。
 これも何かのご縁。人は縁の中で、育まれて生きているのだ。有り難き、感謝すべきこと。
 というわけで、京都、行きます。

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M-i:2 不可能な任務、お安い御用 !!

 トム・クルーズに似てると言われたことがある。

 目の色だけ。

 こないだテレビの日曜洋画劇場で、『ミッション・インポッシブル2』がやっていたので、久しぶりに見た。
 中学生のころ、クラスの男子に「目の色が似てる」と言われて、初めてその俳優の存在を知り、見たら(カッコエエや~ん、)とお母さんと共にハマッて、主演映画のビデオをレンタルで見まくった、トムクル。
 久々に見たトムクルは、当時もはや三十路だったにも関わらず、やはりカッコよかった。
相手役のヒロインも、(独特の色香があるいい女~)と思い、のちに、あれはアンジェリーナ・ジョリーだったと勘違いしてたほどの、エキゾチック・セクシャル(ほんとは、タンディ・ニュートン)。
 まさに娯楽大作だった。

 いつも思うのだが、アクション映画は、フツーなら死んでいるであろうシーンが多すぎる。何度もある。この映画なんか、トムクルが最初のロッククライミングするシーンの段階で、ホンマならすでに死んどる。映画-完-。

 で、極秘任務命令の後、通信機械は数秒で爆破。
 そのお約束の命令どおり、「美女と」(=ここで謎めいた美女でなければならない)接触。その場所はパーティー。
 ホールで行われるダンスのさなか、2人(イケメンと美女)は、目と目を合わせ、ロミオとジュリエットのごとく(古きオリビア・ハッセーの映画バージョン風)出会う。
 泥棒シーンでは、ありえねえだろ!とゆうエロい妄想のごとき、バスタブの中での「仕方ない」からみを見せ、期待を持たせる別れ方。
 「私を捕まえてごらんなさい」で始まるカーチェイスは、お互いの腕のよさを見せ合い、砂浜でアハハハ♪ウフフフ♪というよりはちょっとスリリングな追いかけっこの末、敗者を助ける形で捕獲。
 崖から落ちそうな車の上で抱き合いながら、
「で、私に話したいことってなぁに?」
「手間ひまかけた方がいい?」
「じれったいわ」ムチュ~kissmark(←ここも、んなことしてたら死ぬぞのシーンの1つ)
 ここで手間ひまかけて見せてもらいたいところだが、そうしていては物語が進まないのでイッキにラブラブへ。

 そして真の敵が出てきて、物語は佳境へ。しかもそいつはトムクルの影武者だった今や裏切者で、その昔はなんと美女とデキていた!という設定。その美女を、上からの命令で敵の元へ送り込むことになる!
 危険な任務、激しい嫉妬!
 ああ2人の愛は、不可能な任務は遂行できるのか! ベンベン
 そしてめくるめくアクション、ピンチ、アクションアクション、最後は男同士の殴り合いじゃぁ!

 イケメンを絵にしたような奴が出てきて、とっておきの美女がきらびやかに出てくる。しゃーなしからラブラブになって手を組む。で、悪者かつ3角関係の「敵」が出てくる、と。(キホンだね)
 まあこっちがハラハラ見ながらずっと追ってるのは、世界の平和よりも、こいつらの関係がどうなるのかなのだけど(人によって見るところはさまざまだろうが)、それだけでここまで、最後まで視聴者の興味を引っぱるのはスゴい。

 もうなんか、全てがカッコイイ。てか、カッコつけ。
 カッコつけ、お約束、男のマロン、女の理想、トムクルの塊のような映画。
 だが見てしまうんだなぁ。現実から切り離された中で、カッコよさにフゥ~♪と酔って。
 ありえなくてもいいのだ。だってこれは、不可能な任務という、有り難い映画movie

 これも「面白い」というひとつの形である。

 バカバカし~noteキャッキャッ て、楽しみたくない

   

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NHK合唱コンクール・中学生~

 今日もまたやっていた。
 全国学校音楽コンクール。中学生の部。
 実家のテレビのNHKで見てた。

 こさっぺは前にも一度、小学校の全国大会について、blogに書いたことがある。
 何を隠そう旧ブログ→ http://blog.livedoor.jp/albino_kppe/archives/50191466.html
 今日は中学生の話。

 あたしも小学生の頃、NHKの合唱コンクールに出てたし(県大会までだったけどさ)、小さい頃から歌うのが大好きだったから、大人になっても、自分の中に“音楽”があるのはいいもんだ、と思う。

 全国から来た中学校の、全てが歌い終わったあと、舞台にアンジェラ・アキが出てきた。
 アンジェラ・アキは今回「課題曲」を作った人だ。
 「課題曲」というのは、合唱ティーンたちには言わずもがな――。
 出場する全ての学校が、同じ曲を歌って、その優劣をわかりやすく現すための曲。その年全国の出場校が、猛練習に励む、青春のメロディーなのだ。
 それを今年作ったアンジェラ・アキが、大会の後、使われたピアノの前に座って、全国から来た中学生たちの前で歌った。

 手紙 ~拝啓 十五の君へ~ ↓これは、とあるの中学生の前で歌ったときの映像
http://jp.youtube.com/watch?v=Mph1oYYJz4c&feature=related

 スゴかった。あたしなんて何でもネクラに考えがちなもんだから、お~いおい泣いた。(その方が人生感動が多くていいっしょ?みたいな ・・・いや、ちがうか)
 あたしも言いたいなぁ。 泣かないで~ 元気を出して~(:∀;)♪ って。

 この曲は、アンジェラ・アキのメッセージで、中学生のために書いて、中学生のために歌ってるんだろーなと思えた。多感で迷いの多い中学の時期の子に向けて、keep on believing!って叫んでるのも。
 ほんとにアーティストだなぁと思った。歌い終わった時の彼女の、世界を見る目とか。何か確信に満ちている。それでいいんだなぁ、とこっちも思えるような晴れやかさで、舞台を去っていった。
 あたしもこーゆー子たちのために書きたいなぁ。誰かを感動させたり、鼓舞させたり、新しい目線を発見させたり、したいよなぁ~。そんなあたしの夢も、keep on believing!rock

 そして最後、会場中の、全国で競い合ってきたみんなで、課題曲を歌う。
 これがイイんだなぁ。がんばってきたみんなが、ひとつになる感じ。

 合唱版・手紙(混声三部合唱)
http://jp.youtube.com/watch?v=Y6NPdKw44fg&NR=1

 でも、今日歌った中では、アンジェラ・アキが一番よかった(笑)
 今回の課題曲は万歳!
 拝啓~ この手紙~♪ ・・・

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