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2008年9月

心うたれる名文

 信用金庫には、『シンキンぁりがとうの手紙』というものがある。
 全支店のお客さんや職員から、感謝する人に向けての作文を募り、優秀作を発表する。というのを、全国どこでも信用金庫ではやっているのだ。

 こさっぺは何を隠そう信用金庫職員である。(隠してるわけじゃないけど、銀行って言った方がわかりやすいでしょ?;)

 さて、こさっぺはその「ぁりがとうの手紙」の、全支店からまず本部(のウチの部署)に送られて来た分を、発送応募前に、コピー保存&仕分けする作業をしていた。

 上司には「あんまり中身見たあかんで」って言われたけど……。
 でも……。

 気になって、それとなーく覗いちゃう。(ヒトのケータイとかは断じて見ないタイプです!!)

 400字詰め原稿用紙4枚くらいに、手書きで書かれたそのお手紙は、とっても微笑ましかった。
 原稿用紙縦書きのところを、全部横で書いてたりするし、
 エンピツの文字は消えかかってるし、
 ひねりのある表現なんてどこにもない。
 みんなぜんっぜん書き慣れてなくて、それでも一生懸命書いてる。
 つたなくても、相手に伝えようって思いがめいいっぱい伝わってくる。
 みんな大体、親や、家族、友人、先輩に向けて、すごく一般的で、でもそれしかない言葉で書いてある。その中でちょっと今風な感じの女の子の言葉を、代表として引用させてもらいます。

――「今、私はとても幸せです。みなさん、ありがとう!」

 みんなみんな、飾らない、率直な本心の言葉を綴ってる。こんな、人に対する心からの感謝の思いに、優秀賞とか、決めるもんじゃないんだろうな、と思う。
 そういう純粋な好意、むき出しのやらかい部分って、後から考えるとハズかしい! って思うけど、そういうのってホントは、一番尊いんじゃないか。

 あたしが書きたいもの、“小説”、なんてお高尚に言っちゃって、何だよ、と思った。
 「オレってちょっと上手いし小説家目指しちゃってる~」みたいな奴のは、クサッても読みたくない。
 技術なんてカンケーない、でも一般の人に無理なく読ませるには技術がいるんだな、とも思う。

 書くことは結果でなくそのプロセスに意義があるのだ!rock それが結果として、人の心に伝わる文章になるんだなぁ。あたしも書くの頑張ろう。
 あたしは「ぁりがとうの手紙」を書いた全員に、賛辞を送りたい。
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 みんな名文です! 感動した! よく頑張った!  

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