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2008年7月

Load STORY vol.2 +描写

 はい、ソッコー次やります。
 第二弾は、描写 を入れる。
 前回、起こった出来事を順に書いた「動き」に対して、立ち止まって様子を描く「静止」である。
 見たものだけでなく、聞いたもの、匂ったり味わったりしたことを書いていく。
 文章世界の味わいを作る。味わい=描写。描写がなければ小説ではない!
 だって~。ふ~ん。
 そんなわけで、描写を書き足してみたヨ。書き足したところは、文字を水色■■にしてます。

――――――――――――――――――――――――――――――

 カギを掛けて、ドアノブを引っ張り、ドアが閉まっていることを確認する。
 スタートダッシュで階段を駆け下り、大通りの歩道に出た。焼けるコンクリートの熱気が立ち昇って来る。前方の視界に広がる、からっと明るい水色の空に、ご立派な入道雲が浮かんでいた。歩いて来るリーマン達が、何だこいつは」という目でまじまじとこちらを見る。
 前方の信号機を見て、一直線に走る。青。まだ青。点滅が始まった。
 横断歩道に足を突っ込み、全速力。赤。でも車用信号はまだ黄色、から赤。
 交差点を駆け抜けて、マンション間の庭園の奥へ向かった。熱い日差しがじりじりと肌を焼く。シャワーを浴びたての髪が水を弾いた。弾む呼吸を吐き出し、走るリズムを掴む。広場中央の庭には、草を刈り上げられた小山の上に大勢のハトたちが、土をつついてていた。小さいスズメの姿もある。そのまま地下道への入口へ吸い込まれて行った。
 出来るだけ速く小刻みに、階段を駆け降りた。こけないように注意する。
 左右に分かれた地下道を、迷わず左へ床を蹴った。肌色の大理石風のツルツルした石で出来た、広くてキレイな石造りの、長い地下道を、長いストロークで走って行く。ワンピースのスカートが、脚に纏わり付く。ぱんぱんと、サンダルの靴底の音が響いた。駅に近付いて、まばらに人が増えてきた。コンビニや薬局、パン屋を通り抜けて、JRに着く頃に、振り返って駅の時計で時間を確認。
 駅から出てくる人の波に混じって、地下鉄へと向かう。数少ない出入り口のガラス戸を出て、エスカレーターを下り、広場の脇を走って、『動く歩道』の上を左側、走り抜けた。
 近づいてくる近鉄駅の看板を見据えて、その前の階段を駆け下りる。と、いよいよ地下鉄の改札が見えた。階段から着地して跳ぶように走ると、上の時計を確認、電車が来てないか音を確認し、走りながら鞄より財布を取り出す。絶妙のタイミングで、走り抜けるスピードを殺さずPiTaPaでピッ、改札を抜けた。
 ホームに電車の来る電子音が聞こえる。地下線路の奥から深いごうっという風の音。圧迫する塊のような音と共に、電車が猛スピードでホームに駆け込んで来た。
 階段を降りてホームを走りながら、次々と車両に抜かされていく。ホームの電車乗降口は、まだはるか前方に遠い。最後の駆け込み。必死に、扉が閉まるまでを目算して走る。何とか、出発前の列車の扉に入り、中で扉側に向き直って、本を広げた。中はまだ立つ人はまばらで、余裕をもって立っていられた。読む本は非常に感動的な、有名作家の郷愁センチメンタルモノだ。ゆっくりとページを繰っていく。
 そうこうするうちに、あっという間に一駅。読みながらすぐ降りて、今度は足早にエスカレーターに乗り、別線のホームへ上がる。
 いつものホーム左奥の方へ行き、本からチラリと目線を上げながら、綿密に並ぶ列を探す。女の人が多数いる列の後ろに並んだ。
 しばらくして列車が来る。ぱかっと扉が開くが、降りる人はほとんどいない。そして待っていた人の列は押し込められる。その中で、女の人がいる方へと注意して進んだ。むっとした熱気と、自分か他人かわからない汗臭さが押し寄せ、車両の中はぎゅうぎゅう詰めになる。押し合いへし合いの静かな肉弾戦が繰り広げられる。が、そこを何とか本を広げ、読む。一駅経つと、人が一気に減ってぎゅうぎゅうが解消された。新しい、爽やかな隙間風が入ってくる。思わず息をついて、体を動かした。二駅、三駅で、もう自由に動き回れるようになる。次降りる駅の、開く扉前に陣取った。
 四駅目、扉が開くと共に飛び降り、本のいいとこを読みながら可能な限り早足で階段へ向かい、上がる。人が多いので走ること叶わず。その速い人の濁流に乗って、改札を出、エスカレーターに乗って歩きながら目は本に釘付け。
 広い地下道に出て、リーマン、OLたちはそれぞれの出口へ散り散りになった。歩き読みながら、出口へ向かい、階段を昇る。横から覗き見るスーツ姿の視線を感じるが、意識は本に感動して離せなかった。足がふらふらして、ゆっくりと次の歩を進めていく。地上が近づく。熱い光の世界の中に飛び出して、なおも本を読みながら右折して歩いて行った。
 視界にぼやけた会社のロゴマークが近づいてくる。遠くから見つめるいつもの朝の警備員さん。笑顔で声の大きく、話好きなおじいさんである。いつも守衛室で、怪しい者が会社に出入りしないか見張っている。本を閉じると、そこは会社だった。
「おはようございます」
 社会に向けた笑顔を作る。好意をもって、なるべく威圧感を与えないように。意識の切り替わりの瞬間。
 するとそこにいたスーツ姿の男性は……

 インド人だった。
 黒めの肌に、くりんくりんと跳ねた黒く短い髪の毛。目はこれまたくりんくりんと大きく、落ち窪んでわずかに薄い色をしている。外人顔なので、イケメンと言えなくもないが、いかんせん濃い。その上甘い。チュッパチャップスのような味わいの顔をしている。体は大きく、厚みのある印象。筋肉なのかしれない。年は29歳。彼女はいない。女好きだが実は孤独なタイプだ。最初はナイーブな少年みたいな印象だったが、今はただ‘伊達男‘ である。というか、日本人である。というか、同じ会社のピンバッジを付けている。というか、直属の上司である。
「あ、アニキ主任。おはようございます」
 インドどころか、南方系か、エジプト人か、トルコ人のようにも見える。今は仕事の逐一を教えてくれ、非常に優しいのだが、文章の言い回しなどに赤ペンを入れて貰うと、そのセリフ回しが若干古臭い。30前の男のセンスはわからない。
「お~、こさっぺさん、おはよう」
 アニキ主任は先週まで高野山に修行に行っていた。

  (つづく。かも。このお話はマジでノンフィクションです)   ~第二弾

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 何か既に描写も書いちゃってた気がする。ある程度。
 いかんですな。お勉強なのに。やっぱ計画通りに書くのは難しいですわ~。

 ちなみに最後書き足した部分はマイミク蛇口っちゃんの提言による。(前回分のコメント参照)
 まあスーツ男が誰かは何パターンか考えてたんだけどねhorse

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Load STORY vol.1 起こった出来事を書く

 昔、エッセイコンテストなるもので一等賞を獲ったことがある。

 つっても、高校のクラス内の、ホームメイドな賞である。ちなみに景品は、図書券500円分を担任の先生からゲットした。
 とはいえクラス内の過半数の得票数を得て、華々しく頂いたいい思い出がある。
 その時書いたエッセイはどんなお話だったかというと、単に朝家を出てから学校に着くまでの道のりを、ボケとツッコミとノリで書いたものだった。

 今そのしょーもないストーリーが繰り返されようとしている!
 何でも、今お勉強中の本に、「朝、起きてから会社に行くまで。のありきたりな日常を、自分らしく書いてみるといいよ」と(ゆーよーなことが)書いてあったからである。
 まず、見たそのままを書いていくことから始まり、“ストーリー文”の形にしていくという方法があるらしい。(詳しくは『読むだけで「書く力」が劇的に伸びる本』ヨリ←うさんくさいタイトル)
 ので、やってみることにした。
 第一弾は、起こった出来事を、順番に書いていく。
 ‘今起こっているように書いていこう‘ とのことだった。
 この後さらに、色んな書き方をした文章を付け足していく。と、「伝わる、惹き付ける、読ませる文章」の形になる、らしい。
 どうだろ~。

 てなわけで、こさっぺ的に「よくある」「日常の」朝。Here we~, GO!♪

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 カギを掛けて、ドアノブを引っ張り、ドアが閉まっていることを確認する。
 スタートダッシュで階段を駆け下り、大通りの歩道に出た。歩いて来るリーマン達が、こちらを見る。
 前方の信号機を見て、一直線に走る。青。まだ青。点滅が始まった。
 横断歩道に足を突っ込み、全速力。赤。でも車用信号はまだ黄色、から赤。
 交差点を駆け抜けて、マンション間の庭園の奥へ向かった。熱い日差しがじりじりと肌を焼く。シャワーを浴びたての髪が水を弾いた。弾む呼吸を吐き出し、走るリズムを掴む。そのまま地下道への入口へ吸い込まれて行った。
 出来るだけ速く小刻みに、階段を駆け降りた。こけないように注意する。
 左右に分かれた地下道を、迷わず左へ床を蹴った。広くてキレイな石造りの、長い地下道を、長いストロークで走って行く。ワンピースのスカートが、脚に纏わり付く。ぱんぱんと、サンダルの靴底の音が響いた。駅に近付いて、まばらに人が増えてきた。コンビニや薬局、パン屋を通り抜けて、JRに着く頃に、振り返って駅の時計で時間を確認。
 駅から出てくる人の波に混じって、地下鉄へと向かう。数少ない出入り口のガラス戸を出て、エスカレーターを下り、広場の脇を走って、『動く歩道』の上を左側、走り抜けた。
 近づいてくる近鉄駅の看板を見据えて、その前の階段を駆け下りる。と、いよいよ地下鉄の改札が見えた。階段から着地して跳ぶように走ると、上の時計を確認、電車が来てないか音を確認し、走りながら鞄より財布を取り出す。絶妙のタイミングで、走り抜けるスピードを殺さずPiTaPaでピッ、改札を抜けた。
 ホームに電車の来る電子音が聞こえる。地下線路の奥から深いごうっという風の音。圧迫する塊のような音と共に、電車が猛スピードでホームに駆け込んで来た。
 階段を降りてホームを走りながら、次々と車両に抜かされていく。ホームの電車乗降口は、まだはるか前方に遠い。最後の駆け込み。必死に、扉が閉まるまでを目算して走る。何とか、出発前の列車の扉に入り、中で扉側に向き直って、本を広げた。
 そうこうするうちに、あっという間に一駅。読みながらすぐ降りて、今度は足早にエスカレーターに乗り、別線のホームへ上がる。
 いつものホーム左奥の方へ行き、本からチラリと目線を上げながら、綿密に並ぶ列を探す。女の人が多数いる列の後ろに並んだ。
 しばらくして列車が来る。ぱかっと扉が開くが、降りる人はほとんどいない。そして待っていた人の列は押し込められる。その中で、女の人がいる方へと注意して進んだ。車両の中はぎゅうぎゅう詰めになる。が、そこを何とか本を広げ、読む。一駅経つと、人が一気に減ってぎゅうぎゅうが解消された。二駅、三駅で、もう自由に動き回れるようになる。次降りる駅の、開く扉前に陣取った。
 四駅目、扉が開くと共に飛び降り、本のいいとこを読みながら可能な限り早足で階段へ向かい、上がる。人が多いので走ること叶わず。その速い人の濁流に乗って、改札を出、エスカレーターに乗って歩きながら目は本に釘付け。
 広い地下道に出て、リーマン、OLたちはそれぞれの出口へ散り散りになった。歩き読みながら、出口へ向かい、階段を昇る。横から覗き見るスーツ姿の視線を感じるが、意識は本に感動して離せなかった。地上が近づく。熱い光の世界の中に飛び出して、なおも本を読みながら右折して歩いて行った。
 近づいてくる。遠くから見つめるいつもの朝の警備員さん。本を閉じると、そこは会社だった。
「おはようございます」
 社会に向けた笑顔を作る。意識の切り替わりの瞬間。
 するとそこにいたスーツ姿の男の人は……

                                          ~第一弾

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 「感想や考えを一言も入れない」のがポイントらしい。
 無味乾燥だもんね~。
 しかもオソマツなことに、文末が大体、現在形(~する。)と過去形(~した。)の繰り返し。
 これがこれからどうなっていくのか、料理される様子を、変化を追って段階ごとにしつこく、お伝えしていきます。それではまた来週~paper

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変わりもん同盟 in 女子派閥

 変わりもん派閥 の絶対数は少ない。
 なぜなら変わっているから。

 こさっぺは小学校の頃の友達、ハシモっさんに会って、久々に遊んでいた。
 ハシモっさんは、小学校5年しか同じクラスになったことはないのだけど、一緒に『交換マンガ』のよーなものを描き、同じ合唱部で青春を過ごし、小学校を出て、6年間くらいは年に一度は遊んでいた仲である。
 彼女は小学校卒業時から、今の団塊の世代の大量引退による教員枠の空きを予言していた猛者で、見事学校の先生になった。
 田舎の広いテーマパークでカラオケに行って、ZONEの『secret base “君がくれたもの”』を歌って、不覚にも泣いてしまった。 

   君と夏の終わり  将来の夢  大きな希望忘れない

      10年後の8月また 出会えるの信じて

 出会いはふとした瞬間…  嬉しくって 楽しくって 冒険も色々したね  君が最後まで心から「ありがとう」叫んでたこと 知ってたよ
 ちらりと盗み見ると、ハシモっさんも泣いていた。

 ハシモっさんと私は小2の音楽会、オルガン奏者として出会い、なんかしゃべりやすい子だな~という印象だった。のちに同じクラスになり、マンガの交換や描きっこ、自転車で本屋巡りや、地蔵巡りなどなどをして遊んだ。彼女から学んだことは色々あったし、後に、こさっぺさんから教えてもらったこともいっぱいあったよ、と言われた。
 ハシモっさんと私は音楽と美術で繋がった仲だったけど、彼女は頭も良かったし、スポーツもできたし、根がまじめだったし、学級委員だったし、メガネキャラだった。
 だからこの間、同窓会に一緒に行った時も、みんなからは 「まじめだった」 という大人しめな印象を語られていた。(ちなみにこさっぺは「ふわふわ」とかゆわれた)
 でも私は知っている。彼女は変わっていて、自己主張は強かったし、しょーもない面白いことをよくして、むしろあたしも一緒にやって遊んでいた。(いや、とても文化的なやりとりをしていた、ハズ) ♪二人の 秘密の 基地の中~… あたしの中では、アクの強い、面白い子だった。
 かくして変わりもんと変わりもんは出会い、意気投合して、合唱部の同じパートにも引き込み、現在に至る。もう小学校を卒業してから12年も経っている……。
 彼女は小学校の音楽の先生になった。そして歌いながら、自分たちで振り付けを考えて、踊る、というような “楽しさ” を子どもたちに教えている (昔、合唱コンクールの時、本番前の緊張する舞台袖で私ら2人は、前の学校の課題曲に合わせて、ジェスチャーダンスを開発して踊っていた) というのは、何だかとても嬉しい。ちなみにこさっぺは今も、カラオケで歌詞に合わせて踊る。

 さて、女子派閥である。女子には“派閥”というものがある。やわらかくいうと“グループ”ともいう。集団の中にいると絶対発生するものだ。ただ一人でいるのが怖いがために、「うちらずっと一緒におろな」 と固まろうとする結びつきで、その動機は友愛よりも恐れが大きい。
 みんな結局、“ただ一緒にいてくれること” を求めている。そして求め過ぎる。狂おしいほどに。特に女子。そのために派閥の争いが始まる。
 あたしは幼い頃から派閥という制度が大嫌いで、比較的フリーダムな男子たちを羨んでいた。

 ハシモっさんは、生徒の前に立つ方で、成績も優秀な子だったが、勢力争いを好まない平和主義で、ひっそり自分の好きなことやってようとする子だった。変わっている自分を曲げて、人に合わそうとはしなかった。
 つまり女子の集団の〔制度〕には属していなかった。
 だが、諸能力はなまじ高かったので、目立つことが多かった。

 自己主張がハゲしい子というのは、自分のことばっか語ってこっちは眼中にない感じなので、みんなはそのアクの強さにやられる。が、私も自分のアクを自覚していたし、比較的柔軟(なんせふわふわ)であるので、聞いてて結局自分も同じだなと思う部分も多く、ふんふん頷いて受けに回っていた。そうすると彼女はリーダーシップがあるので、色んなとこに引き回してくれた。こさっぺは男らしい女の子が好きかもしんない。(いや、男が好きだ)
 集団の中に行くと彼女の 浮き がわかる。だからこそ私は仲良くなったのだ。彼女は孤独だったし、あたしもそうだった。気持ちはわかるし、社会から浮き出た人、変わってる人たちといて初めて、安心できる自分がいる。(ということで私も変わりもん)

 ただ、彼女と私は同じグループではなかった。女子社会の根底にある、派閥という大きな流れのアヤである。私の方が多少、社会性があったため、同じグループには入っていなかったのだ。

 そして出る杭は、打たれた。
 女子たちの恐れという動機によって、許されなかった。

 派閥の中にはややこしい人がいる。小学校の女子派閥の中にも、いた。仮に、女ガキ大将Aちゃん としとこう。
 成績・階級カンケーなく集団内で力を持っていて、やたら気が強く、自分の思い通りに上手~く事を進めてふんぞり返り、ありえないワガママを発揮する人。
 こいつがいじめの筆頭になることが非常~に多い。が、まさかと思う大人しい子たちが、元友達をハブ(仲間外れ)にすることも、往々にしてある。

 そうして彼女はハブにされて、前に立つことをしなくなった。
 女の子ならほとんどの人が、ハブにされたという経験があるのではないか。ハブにしたことも。
 あれはすごく切ないし、辛い。なまじ現実的に続いていく社会での関係だけに、相当辛い。あれが高じると いじめ になるんだろう。それが恐ろしいから、より強固な関係・派閥を作ろうとして、派閥が争いを生み、争いが勝者と敗者を作って、勝敗は双方の不幸へとつながっていく。

 そうしてそんな小学生の思い出はハシモっさんの中でトラウマとなり、幼な心に傷を残した。私にも、ずっと残る原体験としての深い傷はある。
 だがそこにいたクラスメイトたちやAちゃんBちゃんCくんなんかは、そんなことは全く忘れ、ただ何となくの印象で 「まじめ」 とか 「ふわふわ」 としか覚えていないんだろう。

 派閥上での付き合いの子とは、学校以外で遊ぶことはなかったし、卒業後の連絡もなかった。
 続く人とは何だかんだで続いていくし、続かない人とは自然に離れていくもんだ。
 “つながり”は切れない。昔から変わらない強固な、心の結びつきを感じる。派閥の中で上手く立ち回るよりも、それで十分だったかもしれない。

 私とハシモっさんは、カラオケで3時間歌い続け、『予約のとれない和食屋さん』で予約をとって食べて居座って2時間、あとはファミレスで日が変わるまで喋り続けた。鳴り止まぬガールズトークである。
 話し合いの結果、小学生も大人になっても、女子派閥のあり方は見事に変わらないね、ということになった。

 今は、私は広報の部署で、みんな芸術家でフツーじゃない発想が大好きだから、課長に「変わりもんファイターズ主将」に任命されて楽しくやっている。
 通ってる小説教室なんか、浮く どころか、みんな浮き上がってるから、その中でふわふわ漂っていてとても心地いいし、面白い。

 やっと見つけたつながりは、とても貴重で、有り難いことだ。
 ただ一緒にいてくれる人だなんて。

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music on!

 うちの銀行にはお抱えアイドル歌手がいる。

  本店の窓口お姉さんをやっていて、押しも押されぬほんまもんの、我が社キングのお歓び組である。きちんと○〇レコード会社に所属している歌手で、うちのパーティーの司会進行などもやる才能あるタレント。もちろん美女オーラが出まくっている。26歳。兼業はダメなハズのうちの会社でも、特別扱いで許されているため、あたしも小説家になってもOKなんじゃないかと思ってみる。

 さて、うちの銀行には、校歌ならぬ行歌がある。
  何年前に作ったんだ、って感じの、ローカルな古くさ~い歌である。(失礼)

 命題。
 なぜこの歌を彼女が歌わないのか?

 問題は、対外的なものにあって、やはり兼業はダメなのと、他の社員が「何で彼女だけ特別扱いやねん!」と怒り出すから、彼女の出番を制限してきたらしい。というわけで、今まで色んなイベントとかでもバンバン歌わせたかったものを、宝の持ち腐れにしてきたようなのである。
 そして、そんな社風に合わせたなま湯に浸かっていたみんなは、Sドーさん(銀行歌手)――ダサい行歌 の繋がりに、思い至らなかったようだ。いや、ちょっと思ったりはしたかもしれないけど、どうせ無理だろ~~、みたいな。
 それをやっちゃえるのが、新人の強みかもしれない。We will rock you !(~お前らをあっと言わせてやるぜ!)

 さて、こさっぺは最近ビデオ映像&音の編集にも慣れてきて、今度のお得意さまパーティーのオープニング映像を、「自由に作ってええで~」と、ビデオの鬼、Oかちょにお墨付きを貰えた。仮にも元映像学科。
 そこで前から思っていた、行歌をSドーさんの歌で新しくしよう のテーマに取り組んだのだ。映像の改革は、共に音楽から。
 今日、その収録を行った。
 歌手のSドーさんは、仕事が終わってからはるばる、ビデオ編集ルームに来てくれた。
 そして歌を……。

 確信があった。
 自らが表現せんと、人々に伝えたいと前に出んとする者なら、この新しい企画に賛同してくれるだろうと。
 だってあたしも出たがり~だもんね☆
 きっと歌いたい、プロを志す者なら、少しでも歌を、色んな人々の心に響かせたいハズ。この会社にあって、この会社を表現するのが楽しいはず。
 という芸術的発想で彼女を突然誘い、快くOKを貰ったのだった。
 一緒に新しく楽しいもの作ろうよ!

 とゆーノリで、歌の収録は始まり、こさっぺは間もなく、感動を貰った。
 上手い。
 歌に魂がある。深く響く音の波で歌い上げる力。
 演出を付けたら、即座に反応して、さらに声を素晴らしく響かせてくれた。
 すごいと思う。こうゆーの。
 やはり才能というんだろうか。人知の及ばない、その人固有の、神に近い輝く力。
 あたしの中の、音楽を好きな部分に光り輝いて、震わせる。感じ動かせる。

 才能ある人と一緒に仕事をするのは楽しい。
 その人の才能の輝きに照らされて、ああ、この人には絶対敵わないなぁ、と素直に崇拝できる喜び。
 と共に、でもこの部分では絶対に負けないぞ、と自分の中を見つめる、自分の本当の強みを知ることができる。
 そしてそれを発揮したいと思う、力を合わせて螺旋の風のように上昇していきたいと願う、その場所で生まれる独特の高波調なメロディー。共鳴し合う喜び。それ自体が感動体験なのだ。

 歌の録音撮影は滞りなく終わり、Sドーさんは次回の表現提案と、収録の約束をして帰っていった。
 途中で見にきてくれたOかちょも、Dンツーに行歌のカラオケ音を要請したり、カメラの音のレベルを合わせてくれたり、何だかんだで協力してくれた。ウチの広報の芸術魂ある上司である。(ちなみにきのーは限定盤QイーンのDVDをこっそり見せてくれた) まだ終わっちゃいない。

 さあこれで、長年続いてきた古臭い行歌の歴史が変わるかもしれない。いや変わるのだ。変えてみせようぞ! Don’t stop me now ♪

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スペシャル・ロイヤリティー

Photo_2     

   

   

   

   
   

   

   
 これ、何でしょう。

 R×2ホテルの私向け、オリジナル小菓子詰めなのです。
 しかもホテルマンが 無 料 で 奉仕してくれたのです!!

 こさっぺは仕事で、銀行の上客さんを相手にしたエラいセンセの講演会&お食事会を設営している。主に使われるイベント場所は、T国ホテルとR×2ホテルの2つ。
 ダッサい制服のままで、大きなホテルに毎回乗り込むのである。
 仕事場の他の部署の人にはナイショなのだが、お昼にはお客さんと同じ、ホテルのリッチなランチが食べられるという役得がある。
 今日は、『理事長がハミガキに行く時男子トイレのドアをお開けする』という役の、初・およろこび組のデビューも飾った。(注:およろこび組とは、銀行のキング・理事長の身の回りで活躍すべく招集される、女性陣。ほか)

 そんなお昼に、今日も美味しいホテルお食事コースを、平和に食べていた。が、メインのお肉の、最後お楽しみに残していた一切れが、ホテルメーンに持って行かれてしまって、食べられなかった。
 なんと! 後で秘書のおばちゃんらに教えて貰った。ナイフとフォークを皿に2本揃えて置いておくと、「もう食べられませんねん」の意である、という重要な事態を、こさっぺは知らなかったのである。
 ショボーンとして、誰もいない受付で、共同仕事人であるジジ通信の人らの本を読んでいると、ホテルメーンがやってきた。
 ななんと! 「さっきお肉の最後の一切れが持っていかれてしまったということで……。これ、うちの小菓子を詰めたものなんですけど、帰って召し上がってください」
 宝石箱のような小菓子ボックスを開けて、他の人にはナイショね、とササッと渡された。
 たぶん上司のアニキ主任がホテルの人に言ってくれたんだろうけど、肉を食えずに寂しがっていた私の姿があまりに不憫だったんだろうか(笑)
 えええいいですよ!! と私はかなりキョドッて緑の小箱を震え持った。が、ホテルメーンは頑なに、柔らかく小箱を私に押し付けた。
 そんなあたしゃリッチッチなディナ~などに全く慣れておらず、
 ナイフとフォークを揃えるとかのテーブルマナーを知らなかっただけなのに、なんて優しいんだ~(^∀^*)
 これぞお客の気持ちを考えたサービス精神!
 フツーの形式サービスだけじゃなく、+a のオドロキが感動を生むのだ。
 しかもR×2ホテルの料理はT国のより美味しいんだ~note

 まあ餌付けされましてん。
 よう心得ておるわ。食い物の恨みは深いからな。ムフフ…
 後でアニキのK林主任(29)に、実際に洋食食べに行きや~、と諭された。
 誰かテーブルマナー知ってて、食べながら教えてくれる人、切実に募集中……。
 この機にテーブルマナー学びまふ。
 そうしてプクプク太ってゆく……。

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